2005年11月1日(火)快晴

散歩に行ってきました。場所は富田林と狭山池。電車だと両方行くのは大変ですが、車だと距離的には近いので難なく。それにしても、やはり秋はいいですね。いくら歩いても暑くないし、空気も心なしかすっきりと澄んでいる気がします。ファインダー越しに見る町並みも綺麗な気がします。

カメラはペンFとアリア。ペンFには25mmF4、アリアには50mmを付けて。どちらも軽量なので2台持っても特に苦は感じませんでした。ニコマートにレンズ2本持ったときの方がしんどいくらいで。それにしてもペンFのファインダーは暗いです。F4のレンズを付けると、ずっと夕暮れどきみたいな明るさしかなくて、アリアのファインダーの明るさ(もともと明るい上にレンズはF1.7ですから)と比較してしまうので、更に差は顕著になりました。ただ、暗いだけでピントが見にくいわけではないので、使えないことはありません。

久しぶりに気持ちのいい散歩ができて、すごく気分がいいです。問題は写真の出来ですが、これも多少は期待しています。どちらも一度は行ったことがあるところなので、こう撮ればよかった、と後悔した後の撮影ですから、まあまあのコマはあるだろうと。甘いかな。

2005年11月2日(水)晴のち曇

京都に行ったのは散歩が第一義ではありますが、ついでに一澤帆布に寄ろうという気持ちもありました。以前に紹介したカタログを見るのは楽しいんですが、やはり実際の手触りを色合いを確認したくて。

それに店頭にいくつか在庫はあるようなので、もし気に入った色のものがあれば、購入してもいいなと。それで結局、上の画像の鞄を買いました。分かりにくいですが、派手ではない紫色です。あと写真を撮るために収納していますが、ショルダー・ストラップ付き。

カタログで10番、サイズは20×19cmのマチが9cmという小さなものです。大きめのわりと使いやすいものを入手したので小さいものを選びました。ポイントは正面と向って左側にあるポケットです。本体にはボディ1台とレンズ1本が入って、前のポケットには露出計と露出記録用紙、サイド・ポケットにはペンと携帯が入ります。私の使い方にぴったり。

散歩にはキヤノンFTb-N、レンズは24mm50mmの2本を持っていきました。狭いめの道が多く、24mmが実に使いやすい町並みでした。といって、それだけでは広すぎるシーンもあったので、まさにぴったりの選択だったと思います。

2005年11月3日(木)曇時々雨

近くにゲオ(LINK)が出来たので行ってきました。開店キャンペーン中はVHS/DVDのレンタルが10円、しかも期間内に入会すれば割引券(51円以上の商品を50円引きの券を40枚)がもらえるというので。午後8時前に行ったので、こんでいるかと思いきや、苦痛になるほどでもなく、品物もわりとありました。

古本などもある上に、よくいくツタヤやブックオフよりも近いのでありがたいです。それに割引券を使うと100円の古本も50円ですし。今日も中島らもの本を買いました。

一緒に行った父母が借りた小津の『東京暮色』を見ていたら、例によって原節子と笠智衆が出ていました。それで唐突に思ったんですが、伊丹十三のエッセイは好きでよく読みますが、彼が俳優として出演しているものはひとつも見たことがないんですよね。ちょっと調べて借りてみようと思います。ところで伊丹十三の本名は池内義弘ですが、通称は岳彦だったそうです。漢字は違いますが、読みは私と同じ「タケヒコ」。ファンなのでちょっと嬉しかったり。

2005年11月4日(金)曇時々晴

祖母がヴィデオを借りたいというので、今日もゲオに行ってきました。メモに書いた伊丹十三出演の映画を借りるつもりで探してみると『猫』だけはありましたが、パッケージの説明を読んでいるとそんなに面白そうでもなかったのでバス。また調べてみます。

昨日購入した中島らもの本は読み出すと止まらず、昨夜のうちに読破してしました。彼が鬱病にかかって躁転し、安定するまでの顛末を書いたもので、断片的にはいろいろなところで自身が書いているのを読んだことはあったものの、まとまって読むのは初めてだったので。

今日も昨日に続き、小津安二郎の『彼岸花』を見ました。昨日の『東京暮色』は好きではありませんが、今回はよかったです。私はどうでもいい内容のかけあいが好きなんです。そういう意味で『秋日和』なんかよかったなあ。また、当時の風俗や喋り方を見ているのも興味深いです。道路がまだ舗装されていなかったり、踏み切りが手動だったり。レンタル料が安いうちにいろいろと見てみたいなあ。

2005年11月5日(土)晴

先日散歩したときのフィルムの現像が仕上がりました。富田林、狭山池と京都・祗園付近を比較した場合、前者にできのいいコマが多くて、これは散歩しながらの印象と合致します。まだここに載せる写真を選んでいないので、それはまた後日。

富田林、狭山池の写真を少しスキャンしてみたところ、アリアで撮ったものは自然に取り込めるのに対して、ペンFで撮ったものはすごく赤にかぶります。またペンFで撮ったものは暗部がつぶれます。ライトボックス上ではアリアの方が若干クリアかな、という程度の差しか感じないのに。まあライトボックス上で見たような綺麗さにディジタル画像が再現できないのは分かっていますが、それにしても。

ペンF用の25mmレンズはいい感じでした。画角も自然で、使いにくさを感じることもなく、仕上がりもいいようです。高かった甲斐があるというものです。

2005年11月7日(月)晴

京都、祗園の写真です。2階の外側にかけられているよしずが祗園の町屋に多く見られる特徴です。ちょうど郵便配達のバイクが通ったので撮りました。

明暗差が大きいところは、目で見ると綺麗なんですけど、写真にすると難しいものがあります。今回は明るい方をいかして、暗部は切り捨てました。

スキャンしてみると京都で撮ったものにも、まあまあ使える写真がありました。何よりもスキャンしたときに綺麗なんですよね。FDレンズの性能のおかげなのかな。何にしてもIGGWの祗園のページを増強できそうです。

昨日は友人が中華が食べたいというので「ぐるなび」で調べて、梅田のあるお店に行きました。2割引きというのに魅かれて。まあまあおいしくて、お酒もたくさんあって、お店も静かでテーブルも広く、いいところでした。価格に関しては2割引きで納得できる感じ。割引があるのならまた行ってもいいな。ちょっと分かりにくいところにあるので、満員になることも少なそうですしね。

2005年11月8日(火)晴

中之島で撮った写真から一枚。ペンSで撮りましたが、これがすごくスキャンしやすい。今までペンSで撮ったフィルムはことごとくスキャンしにくかったので、レンズの性能以外に要因があるようです。

ピント合わせは目測なので、1m以下になると手持ちだとピントを合わせるのは難しいようです。(LINK)

ペンSのレンズは30mmですから、135フォーマットに換算すると40mm強になります。これは広角というよりは標準の範囲に入る画角ですが、実際に使うともっと広角に感じます。もちろん、祗園のような狭い路地ばかりのところでは使いにくいことは明白ですが、ある程度広い場所だとこれくらいの画角が使いよいということなのかも知れません。

ペンFも30mmくらいを標準レンズとして提供してくれたらよかったのに、と思います。そうしたら高いお金を払って広角レンズを買う必要がなかったんでしゃないかな、と。今更言っても詮無いことではあるんですけどね。

2005年11月9日(水)晴

昨日に続き、中之島で撮った写真から。堂島川にかかる大江橋です。

高速道路はすごく便利ですが、景観という意味ではこれほどに無粋なものも少ない。今更どうしようもないんですけどね。

とはいえ、逆に車から見ると中之島あたりはすごく綺麗です。川と公会堂が見えて、事情が許せば車を停めて写真を撮りたいくらいです。

明日は運転免許更新に際しての講習です。1時間だそうなので、すぐに終わるでしょう。そのあとは借りたヴィデオとCDを返しに行く予定。近いところにできてありがたいです。ツタヤは距離的にも遠い上に、そこまでの道もあまり好きじゃないので、行くだけで苦痛なんですよね。駅前だけあって駐車場も高いし。

2005年11月10日(木)晴

今度の免許は有効期間が5年なので楽でいいです。今年で免許を取って5年ですが、その間に2度も更新していますから、非効率なことこの上ない。

散歩した場所や使ったカメラなどをリストにしたものをHTML化してアップしました(LINK)。もともとはエクセルで作っていたものを、ふと思い立ってDreamweaver3というソフトでHTML形式に変換したら、あまりにソースが乱れているのが気になって修正しました。それが大変な労力を要してもったいないので、私の役にしかたたないデータではありますが、アップしたわけです。私はこのリストを見て、場所と使うカメラを決めます。最近行っていない場所(その中で興味のわくところ)を選び、使っていないカメラを使うと。次はOM-1を使う予定ですが、場所は未定。

明日は病院に行きます。天気がいいのなら南海沿線の面白そうなところを探して散歩しようかと思っていたんですが、雨が降るようです。行くなら日曜日でしょうね。

2005年11月11日(金)曇のち雨

100円均一って、行くとついつい何か買ってしまいます。100円という廉価ゆえ、差し当たって必要なものでなくても、便利そうとか面白そうといった理由だけで購入に至るわけです。今日はイヤホンの延長コードと、MDプレイヤー用ケースを購入。どちらも珍しく用途は決まっていて、前者はデスクトップPCのイヤホン・プラグが手は届くけど見えないところにあって不便なので、それを手許に出しておくため、後者はペンSとEE-3用に。

後者は思った以上にぴったりでした。小さいカメラはカメラバッグに入れずに持ち歩きたいことがあるので、緩衝機能のあるケースがあると何かと便利。

久しぶりにペンEE-3を触っていたら、可愛くていいカメラだなあ、と改めて思いました。でも、リバーサルだと露出を制御するのが面倒だし、カラーネガだと粒子が目立つしで、上手く使いこなせずにいます。いちど微粒子のカラーネガでも買って通してみようかなあ。何がいいのなあ。

2005年11月12日(土)晴

16日に母が京都に行くそうですが、ちょうど合衆国大統領が京都迎賓館にる来るのと重なるようです。観光産業は紅葉の時期で客足に影響が出る、と言っているみたいですけど、たかが2日、しかも限られた場所なんだから、そう問題はないように思います。それに平日ですし。警官が多数配備されるといっても、自動小銃を持っているわけでもないですから、そんなに威圧感はないし。

太宰の本を読み終えて、次に買おうかと思っていたら、ちょうど芥川の本で読んでいないものがあったのでそれを読んでいます。書かれた時期によるのかも知れませんが、註を参照しないと理解できない言葉がたくさんあって、読み進むスピードがすごく遅くなってしまいます。読んでいると太宰が芥川の小説を好きだというのはよく分かります。ただまあ、私は太宰の方が好きです。芥川の方が上手いし知識もあるんだろうな、とは思いますが、だからといってその小説がいいとは限らないですからね。

芸術というのはだいたいそうです。ジャズだってテクニックがあればいい、というもんでもないんですよね。たまに若くて有望なジャズ・ミュージシャンがTVで紹介されますけど、確かにテクニックはありますが、それは特に優れたジャズでもないと思います。

2005年11月13日(日)曇

天気予報が当たらず、ぱっとしない天気だったので六甲アイランドには行かず。

以前に撮った写真を見ていたら、久しぶりにIGGWを更新する意欲が生じました。最初は「富田林寺内町」のリニューアルに着手するつもりでしたが、あんまりいいコマがないので「狭山池」のページを作ることにして、使える写真をピックアップすると8コマ。文章も3ページ構成は難しいと思うので、2ページで作るつもりでいます。

狭山池の歴史などについて調べていたら、富田林をデジカメで撮ったことを思い出しましてチェックしてみると、確かに使えそうなのがいくつもあります。今は9コマ掲載していますが、おそらく11か12コマにはなるでしょう。また、それでも写真が余るので、中之島のような解説用の別ページも作れると思います。文章の手直しもそう大変ではありませんから、近いうちにリニューアルすることができそうです。

2005年11月14日(月)曇

IGGWに「狭山池博物館」を追加しました。もう少し時間がかかるかと思っていたものの、文章をスムーズに書き進むことができたので、2日で完成しました。

実は新たに作る方が、リニューアルより楽なんですよね。というのは、リニューアルは制約が多い分、文章の長さや内容、写真の組み合わせといった調整に手間取るから。といって、完成度の低いものを放置しておくわけにもいきませんから、難しいところです。

「フィルムを通せば」も更新しました。ニコンとペンF用のレンズを追加したのがメインですが、デザインと文章の微調整も少し。文章というのは気になる点がどんどん出てくるんですよね。最後には全然違う文章になってしまうんじゃないか、という気がするくらいで。

私がサイトとメイル用のスペースを借りている「ロリホップ!」(LINK)がスパムを除去するフィルムを無料で提供していることを知りまして、早速設定したら、毎日3~5通ほど届いていたのがぱったりとなくなりました。しかも、ウィルスのフィルタリングしてくれるらしいです。もしかして、こんなことって当然なのかな。

2005年11月15日(火)晴のち曇

そういえば「祗園新橋」もリニューアルしないといけないんですよね。先日散歩したときに、そこそこ使えるコマが撮れたので、少なくとも2ページ構成にはできそうです。「富田林寺内町」もリニューアルする必要があるし、ちょっと変わったところで「なんばパークス」も追加する予定にしています。意欲のあるときに一気に作ってしまわないと、遅々として進まないことはわかりますが、それにしてもたくさんあるなあ。

『機動戦士ガンダム TV版総音楽集』という3枚組み、収録時間にして3時間に及ぶCDをゲオで借りて聴いています。ただこれはコレクションとしては価値があるにしても、聴いて楽しいものではないですね。もっと思い入れのある人にとってはどうなのか分からないですけど、私は退屈してしまいます。

『エンジェル・ハート』というコミック・バンチに連載中の漫画がアニメーション化されて、月曜日の深夜に放映されています。初回からHDDには録画していますが、昨夜初めてオンタイムで見ました。『シティーハンター』のアニメーション版の時もそうでしたが、作画の質が悪い。原作の繊細かつ緻密な画のよさが全然ないんですよね。ジブリ程度に、とまでは言わないにしても、もうちょっと丁寧にできないもんでしょうか。

2005年11月17日(木)晴

今日出かけるときにばたばたしていたら、いろいろと忘れ物をしました。やはり前の夜に用意しておかないといけません。実は先日行ったときにすごく綺麗なクリスマスのイルミネーションを見つけて、今日デジカメで撮るつもりだったんですが、デジカメを持って行くのを忘れて撮れませんでした。まあ機会はまだまだありますから、致命的なミスではないにしても、ちょっとショックです。

「富田林寺内町」のページをリニューアルするのに際して、デジカメで撮ったコマをいくつか使うことにしました。今年の5月25日に行ったときに、デジカメで撮った方が綺麗だったので。イクシ300aはマニュアル操作はできませんし、今となってはわりと大柄なボディではありますが、気に入っています。マニュアル機能が充実しているパワーショットS30あたりも中古だと1万円台になってきて魅力的なんですけどね。

そういえば、少し前にリコーのGRディジタルの実働機があったので触ってきました。質感としてはデジカメとしては悪くない感じでした。とはいっても、高級というからにはミノルタのTC-1くらいじゃないとびっくりはしないなあ、と思ったり。TC-1はいつかは手に入れたいカメラのひとつです。

2005年11月18日(金)曇

水曜日に借りた徳永英明のカヴァー・アルバム'VOCALIST'を返しにゲオに行ってきました。私の好きな、ちょっと古めの曲がいくつか入っていたので借りたんですけど、徳永英明の声はクセがあって声量がないので、合うものと全然合わない曲とのギャップが大きいように思います。私はカヴァーが基本的に好きです。井上陽水のも借りてみようかな。

それで今回は「アップルシード」を借りました。士郎正宗原作のアニメーションで、時代的には「攻殻機動隊」の方が後に描かれたものです。ただ、アニメーション化は「アップルシード」の方が後のようです。内容は全然知らないんですけど、続き物じゃなくて一巻で完結するようなので借りてみました。

「なんばパークス」の紹介ページを作り始めました。あまり書くとことがないので1ページ構成にすることにしました。1ページだと写真も6枚あれば充分ですし、文章を書くのもすごく楽です。他にも写真を撮ってあるところはたくさんあるので、この手法で作るのもいいな、と思っています。

2005年11月19日(土)曇

先日古本で新潮文庫の『走れメロス』を買いました。収録されている作品のほとんどを読んだことがあるので新品で買うのは躊躇していたんですけど、105円ならいいですね。

最近は太宰が精神的に安定していた時期の小説ばかり読んでいます。『人間失格』や何度も心中した経歴が有名すぎて、太宰というと退廃的、破滅的なイメージがあって、もちろんそういう面もありますが、それが全てではないと思います。エッセイや小説において「汝自身の如く汝の隣人を愛せ」という聖書の言葉が多く引用されますが、太宰はそれをその語義通り実践するところに自分の理想を置いているんじゃないかと感じさせます。そう考えると、私が論文を書いた『斜陽』の中にある分かりにくい言葉の意味も、うっすらと分かってくる気がします。

その意味で、太宰の研究に際しては聖書をひと通り読む必要が生じると思います。ただ信仰のない人間がある宗教の聖典を読んで、そのキモのところが分かるのか、という疑問もあります。

筑摩文庫から出ている、文庫版の全集を買おうかなあ。

2005年11月20日(日)晴

IGGWに「なんばパークス」を追加しました。1ページで文章も少ないですから、ちょいちょいと作業したら完成しました。同じサイズで「平野」も作ろうと思っています。ずっと前から写真は用意してあって、文章のところで頓挫していましたから、短くていいのならすぐにアップできます。

「アップルシード」を見ました。フルCGでした。機械ものはCGの方がいいとは思いますが、人物はCGだとちょっと不自然ですね。このあたりはもっとコンピュータの性能が上がって、細かい筋肉の動きもレンダリングできるようになったらまた違ってくるんでしょうが、昔ながらのセルの方がいいように思います。

ただ、すごく面白かったのは確かです。「アップルシード」とは何か、というのが大きなテーマになっていて、ちょっとずつ分かっていくのもいいし、ストーリーがありながらアクションもきっちりと盛り込まれていて、CGの綺麗でスムーズな表現がよかった。ストーリーとしても世界観としても何か革新的なものがあるわけではないんですが、まじめに作ってある感じがあっていい。

2005年11月22日(火)晴

昨日、天王寺で撮ったクリスマス・イルミネーションです。3度目の挑戦でやっと撮影することができました。平日でしたから人ごみもなく、スムーズに。

私のデジカメは感度がISO50相当と低いので、ここではISO200相当にゲインアップしています。そのおかげで手持ちでもブレることなく撮れました。

もちろん弊害もあって、ノイズが目立つようになります。ただ縮小すると目立たなくなりますし、ブレているよりはずっといいですからね。

今月の3日でサイトを開設して5年が経ったことになります。一周年のときには感慨もあって、それを文章にした(LINK)ほどですが以降は特にどうということもなく。もうここまでくると更新しない方が気持ち悪いくらいなので、何の気負いもありません。ただそろそろ、全面リニューアルをしたい気分ではあります。今のデザインに飽きてきたのが最大の理由。CSSベースの簡潔なものにしたいなあ、と。

2005年11月23日(水)晴

今日は兵庫県立美術館に行ってきました。「アムステルダム国立美術館展」が開催されていたので、初めて中に入りました。日本ではここでしか見られないらしくて、わりと混雑していましたが、絵が見られないほどではありませんでした。

すごく写実的で、実際にそこにあるかのように描かれている絵が多く、描かれてから350年ほど経過しているのにもかかわらず、瑞々しさは衰えていません。私はどちらかというと近代以降の写実から離れたものが好きなんですけど、やはりいいものはいい、という感じがします。ただまあ、写実的な絵画は写真に近い面もあるので、好きな風景やスナップ風のものに目が行きますね。

3時から5時半くらいまでいたので、昼間から日が落ちる直前までの写真をデジカメで撮りました。今日は天気がよかった上に夕焼けが綺麗だったので、確認したら100コマ程度撮っています。デジカメだとちょっとでも気になる画角はバチバチと露出を変えながら撮るので、すぐに100コマに達してしまいます。いいコマがあれば、明日にでもここに載せたいと思います。

2005年11月24日(木)晴

昨日撮った写真からひとコマ。県立美術館はHAT神戸(東部臨海新都心)に位置しています。新しい街について、趣は議論のあるところでしょうけど、綺麗だしすっきりとしていることは確かです。

「臨海」とはいえ、背後には六甲山系が迫っているのも、実に神戸らしいです(LINK)

ちょうど一週間前、天王寺の駅でボージョレ・ヌーヴォーを売っていました。ちょうど解禁日だったみたいで、大々的に。私はお酒はだいたいなんでも飲むんですけど、ワインだけはあまり親しみがありません。種類と味と値段にヴァリエーションがありすぎて。ウィスキーや日本酒なども種類は多いですけど、まずいものは少ないと思います。ワイン、特に赤の場合は特に飲む気がしない味のものがあるので頼みにくい。ボージョレも三年に一度くらいは飲む機会がありますが、フレッシュな赤だなあ、という程度の印象しかありません。ただ、ひとつ好きな銘柄でもあると、そこから広がって行くのかも知れませんね。

2005年11月25日(金)晴

「アップルシード」を返しにゲオへ。掲示板でちょっと話題になっている「機動戦士Zガンダム」を借りました。50話あるので先は長いです。ちなみに今日借りたのは2巻、6話まで。

今まで見ていなかった理由はいろいろとありますが、「Z」を見るとストーリーの繋がりとして続く「ZZ」も見ないといけないでしょうから、これまた長いよなあ、というところで嫌気がさしていたのが大きいです。「24」の比ではありませんから。

そういえば、「24」のシーズン4も見たいところです。まだ新作なので借りていませんが、初めの方はそろそろ旧作になるんじゃないかと期待しています。

妹が年末にライヴを観に横浜に行きそうな気配です。ホテルは30日から高くなるので、ラッキーではあるものの、新幹線が高い。通常は新大阪・新横浜間で往復1万9000円のところ、29日からは正月料金で2万6000円になってしまうのです。あとシングルで泊まれるところも探す必要がありますし。まあファンだから致し方ないんでしょうね。

2005年11月26日(土)曇時々晴

新しいサイト・デザインを考えています。確固たるヴィジョンがないとどうしようもありません。今考えているのは、テーブルによるレイアウトを全廃するというプランです。最近はCSSによるデザインが主流になりつつありますし、ソースを見ると大変にシンプルで軽いので魅力を感じています。私は何でも小さくてシンプルなものが基本的に好きなんです。

知識が全然足りないので勉強する必要はありますが、まあできないことはありません。問題はデザインなんです。「あ、CSSでレイアウトしてる」という感じのデザインは嫌なので、いろいろなサイトを見つつ、自分の作りたいイメージを固めていく必要があり、これに時間がかかる。今のデザインをベースにテーブル・レイアウトを廃するのがもっとも簡単ですが、ちょっと芸がない気もしますし。

でも、好きなことの勉強というのは楽しいもんです。中学・高校時代の数学は死ぬほど嫌で、実際にほとんどしていませんが、CSSとかは大好き。

2005年11月27日(日)晴

結局のところ、私にとってレンズ交換式のディジタル一眼レフって不要なものなのかも知れないなあ、と最近思います。

画質は大切だと思いますが、RAWで撮って専用ソフトで展開してまで追究したいわけでもないんですよね。JPGでそれなりに撮れる方が、ずいぶんありがたい、サイトで公開するだけですから、高画素も必要ありません。だいいちレンズ交換という機能も、実はあんまりいらない。差し当たっては広角側28mmが必要なだけで、望遠側は70mmでもいい。

それにディジタル一眼レフはどうしても大きくなります。私はパララックスが好きじゃないのと、ファインダーでピントが確認できないのが嫌なのでフィルムでは一眼レフが一番好きですが、デジカメの場合はLCDがあるのでパララックスはないし、拡大再生すればピントの合否はある程度判定できます。とすれば一眼レフという形態にこだわって、大柄なボディのカメラを買う必要なんてないわけです。

2005年11月28日(月)晴

Zガンダムを見始めました。一巻だけ見て続きは明日、と思っていたんですが、面白くて2巻目も見てしまいました。

ここから見た人でないと分からない話になるので恐縮ですが、ブライトさんが可哀想すぎます。ティターンズに楯突いたというだけでボコボコにされて…。実は私はブライトさんが一番好きなんですよね。シャアやアムロみたいな才能はないけど、ああいう人がいないと世の中はちゃんと回っていかないと思う。

やはり知っている、そして愛してやまないキャラクターが出てくるのは嬉しい。ブライトさんもシャアも成長の片鱗は感じさせますが、基本的には相変わらずだし、アムロは「アムロ様」なんて呼ばれて、どういう境遇なんだろうと。基本的にホワイトベースの主要クルーは出演するみたいなので、どういうカタチで出てくるのか楽しみ。明日にでも続きを借りにいく予定。

2005年11月29日(火)雨のち晴

ゲオでZガンダムの3、4、5巻を借りました。3、4巻だけにするつもりでしたが、各3巻ずつあるうちの1巻しか残っていない状態でしたから、借りたいときにないと困るなと3巻にしました。

ところでZガンダムのZは「ゼータ」と読みます。そのためにはギリシャ文字で表記する必要がありますが、おそらく文字化けするでしょうから、ここでは英文字のZを使わせてもらいます。

一昨日のデジカメの話題に関連して、具体的にどの機種がいいか調べてみたところ、キヤノンPowerShot S60がよさそうです。

135フォーマット換算で28-100mmのズームレンズ搭載、沈胴レンズ+バリア式でケースにでも入れれば、持ち運びの際に気を遣わずに済みそうです。比較的余裕のある1/1.8インチ500万画素CCDかつキヤノンの画像処理エンジンで画質もいい。既に生産は終了しているので中古しかなくて、ヤフオクだと2万5000円程度。2万円を切るようになれば買いだと思います。

2005年11月30日(水)曇

昨日、安彦良和の『韃靼タイフーン』を文庫版で古本で買いました。3巻完結で750円。安彦さんはガンダムのキャラクター・デザインを担当した人で、現在は『ガンダム・ジ・オリジン』を連載されています。その『ジ・オリジン』は単行本になるとすぐに買って読んでいますから、その作者が今までどんな漫画を描いているのか気になるのはごく自然な成り行きというものです。それにちょっと立ち読みしたら面白かったですしね。

読了後の感想としては、設定自体は好きで面白いですが、真ん中くらいからバタバタと話が進んでしまって、最後の方はちょっと強引な感じがあって残念です。もうちょっと長くするか、話のスケールを小さくするかしないと、読んでいてちょっと付いていけない感じが残ってしまいます。

「フィルムを通せば」に文章を追加しました。よろしければご覧ください。また、トップに最終更新日を表示するようにもしておきました。「いるかホテル」は日記の日付で分かりますし、IGGWにも表示があるのに「フィルム-」にだけなかったので。